この記事では、「乱立」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「乱立」の正しい読み方は「らんりつ」と「らんだち」どちら
「乱立」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「乱」の漢字の音読みは「ラン」で、訓読みは「みだ(れる)」です。
また、「立」の漢字の音読みは「リツ・リュウ」で、訓読みは「た(つ)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「らんりつ」と読めることが分かります。
また音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「らんたち」と読め、それが発音を容易にする音変化の連濁により、「た」が「だ」に変化したとすると、「らんだち」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、この分析から判断することは出来ません。
さて、「乱立」の正しい読み方は「らんりつ」と「らんだち」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「乱立」の正しい読み方は「らんりつ」で、「らんだち」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊とも言える読み方の重箱読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が、正しい読み方だと言うことです。
「立」の漢字を使った熟語で、この漢字を「たつ」や「たて」と訓読みで読ませる熟語は、数少ないのですが、「脚立?(きゃたつ)」や「衝立?(ついたて)」や「献立?(こんだて)」等があります。
「乱立」の意味
「乱立」とは「多くの物が、乱雑に立ち並ぶこと」を意味する言葉です。
また、そこから転じて「選挙などに多くの候補者が立つこと」の意味でも使われます。
「乱立」の言葉の使い方や使われ方
・『この周辺には、無秩序に雑居ビルが乱立していて、何となく治安が悪そうに感じられます』
・『候補者が乱立していますが、大本命は現職の候補者だと予想されています』
まとめ
「乱立」の正しい読み方は「らんりつ」で、「らんだち」と読むのは間違いです。
また、この「乱立」とは「多くの物が、乱雑に立ち並ぶこと」を意味する言葉です。