この記事では、「従前」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「従前」の正しい読み方は「じゅうぜん」と「しぜん」どちら
「従前」の「従」は、音読みで「ジュウ」、「ジュ」、「ショウ」、訓読みで「したが(う)」、「したが(える)」と読みます。
また「前」は、音読みで「ゼン」、「セン」、訓読みで「まえ」、「さき」となります。
「従」と「前」を音読みにすると、「じゅうぜん」と読むことができます。
しかし、「従」は「し」とは読まないので、「しぜん」と読むことはできません。
正しい読み方の結論
「従前」の正しい読み方は「じゅうぜん」です。
「従」は「じゅう」とは読めますが、「し」とは読みません。
「従前」は「しぜん」ではなく、「じゅうぜん」と読むようにしましょう。
「従前」の意味
「従前」とは、「以前から今まで」、「今より前」のことを意味しています。
「従前」の「従」は、「したがう」、「したがえる」、「したがって」などを指しています。
また「前」は、「まえ」、「さき」、「前方」、「今まで」、または「以前」などを表しています。
そのため、「従前」は漢字の意味から見ると、「前に従う」、「以前に従って」などの意味合いになります。
「従前」の言葉の使い方や使われ方
・『この件につきましては、従前の通りで実行することになりました』
・『結局、変更せずに従前のままで行くようです』
・『この考え方は新しいものではなく、従前から存在していました』
まとめ
「従前」の類語や関連語としては、「これまで」、「以前」、「昔」、「従来(じゅうらい)」、あるいは「過去」などが挙げられます。
「従前」は「しぜん」ではなく、「じゅうぜん」と読むことを覚えておくと良いでしょう。