議論や討論などを交わすうえで欠かせない存在が「論敵」です。
この言葉はどのような存在のことで何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「論敵」の正しい読み方と意味について解説します。
「論敵」の正しい読み方は「ろんてき」と「ろんか」どちら
「論敵」という言葉の読み方として「ろんてき」と「ろんか」の2つが思い浮かびます。
「ろんてき」と「ろんか」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「論敵」の正しい読み方は「ろんてき」です。
「論」は「論旨」【ろんし】「激論」【げきろん】など「ろん」と読みます。
「敵」は「敵対」【てきたい】「宿敵」【しゅくてき】など「てき」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「ろんてき」が「論敵」の正しい読み方です。
「論敵」の意味
「論敵」とは、「論を交わす時に相手側に位置する自分と異なる主張を持つ存在」を指す言葉です。
議論や討論など異なる主張を持つ者同士で進められる論において自分と異なる主張や意見を持ち対立する関係にある相手を指します。
論における立ち位置として敵対関係にありますが、利害や恨みなどで対立しているのではなく論題に対する考え方の違いで決まります。
同じ場で言葉を交わし合う議論や討論の相手だけでなく、あるテーマにおいて異なる持論を持ちお互いに主張を譲らない関係性の相手も「論敵」です。
「論敵」の言葉の使い方や使われ方
・『論敵と激しい論戦を繰り広げる』
・『優れた論敵がいないと議論が盛り上がらない』
・『長年の論敵だが親しい友人でもある』
まとめ
「論敵」の読み方は「ろんてき」が唯一の正解で「ろんか」など他の読み方では読みません。
質の高い議論には欠かせない存在なので正しい意味と読み方を知っておきましょう。