「可逆」は物事の性質や状態を表す言葉です。
具体的にどのような意味で何と読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「可逆」の正しい読み方と意味について解説します。
「可逆」の正しい読み方は「かぎゃく」と「かきゃく」どちら
「可逆」という言葉の読み方として思いつくのが「かぎゃく」と「かきゃく」の2つです。
「かぎゃく」と「かきゃく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「可逆」の正しい読み方は「かぎゃく」です。
「可」は「可能」【かのう】「許可」【きょか】など「か」と読みます。
「逆」は「逆転」【ぎゃくてん】「逆襲」【ぎゃくしゅう】など「ぎゃく」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「かぎゃく」と「かきゃく」のうち「可逆」の正しい読み方は「かぎゃく」です。
「逆」を「きゃく」とは読まないので「かきゃく」と読むのは誤りです。
「可逆」の意味
「可逆」とは、「元の状態に状態に戻せること」を意味する言葉です。
物事が変化した後に再び変化する前の状態に戻りうることを表します。
変化が固定的なものではなく何らかの方法により逆の変化を起こし元の状態に戻せる可能性があることを意味する言葉で、AからBに変化したものがBからAに戻せることを「可逆」と表現します。
数学や物理学など学問の分野によって微妙に意味合いは異なりますが、元通りに戻すことができるという基本的な意味は同じです。
「可逆」の言葉の使い方や使われ方
・『変化は可逆的なものである』
・『可逆的な変化なのでダメなら元に戻せばいい』
・『可逆性がないなら手は加えられない』
まとめ
「可逆」の正しい読み方は「かぎゃく」の1つだけです。
「かきゃく」など他の読み方はすべて間違いなので正しい読み方と意味を知っておきましょう。