「貸本」は本に関係するビジネスを表す言葉です。
具体的にどのようなビジネスのことで何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「貸本」の正しい読み方と意味について解説します。
「貸本」の正しい読み方は「かしほん」と「たいほん」どちら
「貸本」という言葉の読み方としては「かしほん」と「たいほん」の2つが考えられます。
「かしほん」と「たいほん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結
「貸本」の正しい読み方は「かしほん」です。
「貸」には「貸出」【かしだし】「金貸」【かねかし】など「かし」という読み方と、「貸与」【たいよ】「賃貸」【ちんたい】など「たい」という読み方があります。
「本」は「本棚」【ほんだな】「古本」【ふるほん】など「ほん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「かしほん」と「たいほん」のうち「貸本」の正しい読み方は「かしほん」です。
「貸本」の意味
「貸本」とは、「有料で本や雑誌を貸し出すビジネス」を意味する言葉です。
本や雑誌を販売するのではなく販売価格よりも安い料金で一定期間貸し出すビジネスを指します。
まだ本が高かった戦後から昭和中期にかけて流行した商売であり最盛期は一般向けには販売されない独自の漫画なども制作されていましたが、経済成長により庶民にも本を余裕が生まれるとともに徐々に衰退します。
現在も貸し出すビジネスは存在しますが「貸本」という名称はほとんど使われておらず現在の主流の名称は「レンタルコミック」です。
「貸本」の言葉の使い方や使われ方
・『昔懐かしい貸本を利用する』
・『電子書籍の貸本が始まった』
・『貸本出身の漫画家』
まとめ
「貸本」の正しい読み方は「かしほん」で「たいほん」と読むのは誤りです。
ごくわずかながら今でも存在するビジネスなので読み方と意味を知っておきましょう。
