「尤も」という言葉は何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「尤も」の正しい読み方と意味について解説します。
「尤も」の正しい読み方は「もっとも」と「いぬも」どちら
「尤も」の読み方としては「もっとも」と「いぬも」が考えられます。
「もっとも」と「いぬも」の2つのうちどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「尤も」の正しい読み方は「もっとも」です。
ぱっと見ではよく似ていますが「尤」と「犬」は全く別の漢字であり当然読みも違います。
「犬も」なら読み方は「いぬも」ですが、「尤も」は「もっとも」としか読みません。
「尤も」の意味
「尤も」とは「いかにも当然であること」または「大まかには肯定しつつ一部を否定する時に使われる言葉」という2つの意味を持ちます。
前者は内容や理屈に筋が通っていて納得できるときに用いられる表現です。
正しいという意味もありますが、一般的には聞いた人がそうであると納得するような説得力のあるさまを表します。
後者の意味合いは前の話を受けて使う言葉で、大筋では同意しつつ一部分に対して否定や反論を加えるときに用います。
例外的な部分を否定する意味で使われるので内容全体を否定しているわけではなく補足的な意味合いで使われます。
「尤も」の言葉の使い方や使われ方
・『先払いでなければ資金が足りないという彼の言い分は尤もである』
・『よく知らない人と同じ部屋に泊まりたくないというのは尤もな話だ』
・『カレーは日本の国民食と言っても過言ではない。尤もカレー嫌いがいないわけではないが』
まとめ
「尤も」は「もっとも」という読み方しかありません。
確かに漢字の見た目は似ていますが「いぬも」というのはあまりにもひどい読み間違いです。
見間違いによる読み間違いのないよう漢字は何と書いてあるのかしっかり確かめてください。