この記事では、「標」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに西と示で「標」の読み方
「標」の漢字の音読みは「ヒョウ」で、訓読みはいずれも常用漢字外の読み方ですが「しるし・しるべ・しめ・しる(す)・こずえ」です。
この項では木へんに西と示で「標」と記しましたが、西と示すで構成される漢字の「票」はご存知の通り、音読みが「ヒョウ」で、訓読みが「ふだ」の読みの漢字です。
「標」の意味や解説
「標」は、木へんの漢字ですが、樹木の名称の意味はありません。
木に直接関係する意味としては、訓読みにある「こずえ」すなわち「高い小枝のこと」が挙げられます。
その他の意味としては、これも訓読みにある「しるし」すなわち「目印」の意味や、「的や目当て」や、「書き記すこと」等の意味があります。
木とは直接関係ない意味の方が、圧倒的に多い漢字と言えます。
「標」の熟語での使い方や使われ方
・『標識』【ひょうしき】
「何かの目印として設けられたもの」を意味する言葉で「道路標識」がその典型例と言えます。
・『商標』【しょうひょう】
「事業者が自社で扱う商品やサービスを他人の商品やサービスと識別するために、商品について使用する文字や図形や記号などの標識のこと」を意味する言葉です。
「登録商標」などでよく見聞きする言葉です。
・『標榜』【ひょうぼう】
「善行を褒めたたえて、その事実を記した札を立てて世に示すこと」及びここから転じて「主義や主張等をはっきりと掲げ示すこと」を意味する言葉です。
まとめ
「標」の漢字の音読みは「ヒョウ」で、訓読みは「しるし・しるべ・しめ・しる(す)・こずえ」です。
木へんの漢字ですが、樹木の名称の意味はなく、「こずえ」すなわち「高い小枝のこと」や、「目印」や、「的や目当て」や、「書き記すこと」等の意味を持つ漢字です。