物事の中心やかなめとなることを示す言葉には「枢」があります。
この記事では、「枢」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに区で「枢」の読み方
「枢」は音読みで「すう」と読み、訓読みは「とぼそ」や「くるる」と読みます。
「枢」の意味や解説
「枢」は引き戸の回転軸を示す意味があり、こちらは「とぼそ」や「くるる」と呼ばれます。
「枢」はこれ以外にも物事の中心やかなめとなる部分を示す意味があり、こちらは様々な熟語として使われます。
「枢」は物事が重要なことを示す以外にも、組織において中心となる部分や部門を示す時にも使うことが可能です。
これらの部門や機関として有名なものには「枢機卿」があり、こちらはキリスト教における教皇の最高顧問を示す言葉として有名です。
日本でもキリスト教を信仰する組織ではこの「枢機卿」が存在しており、大司教として様々な活動しています。
「枢」の熟語での使い方や使われ方
・『枢軸』【すうじく】
「中心となる軸」を示す言葉であり、こちらは第二次世界大戦において連合軍と戦った国々を表す「枢軸国」という使い方が有名です。
この「枢軸国」はドイツ、フランス、イギリス、イタリアで形成されました。
・『枢密院』【すうみついん】
「国王や天皇の諮詢機関」を表す言葉であり、こちらは天皇の意見や質問に対して答える役割を持っています。
・『中枢』【ちゅうすう】
「物事の最も大事なところ」を示す言葉であり、重要な機密が隠れていたり大切な働きをする部分を示す時に使います。
人間の身体にある「中枢神経」は様々な指令を送る役割することで有名です。
まとめ
「枢」は物事の中心やかなめとなる部分を示す時に使います。