くさかんむりに去皿と書く漢字には「蓋」があります。
この記事では、「蓋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに去皿で「蓋」の読み方
「蓋」は音読みで「がい」や「こう」と読み、訓読みは「ふた」や「かさ」、「蓋う」で「おおう」、「蓋し」で「けだし」と読みます。
「蓋」の意味や解説
「蓋」は覆うことや被せることを表す言葉であり、こちらはビンを閉めるフタやかさ、覆いを表す時にも使うことが可能です。
この意味から「蓋(かさ)」は「傘」や「笠」と同じような意味で使うことが可能です。
「蓋」はフタやかさ以外にも推量や確信、仮定を表す時にも使う言葉であり、こちらの場合は「蓋し(けだし)」を使います。
「蓋し」は副詞であり基本的には文章で使います。
「蓋」を使った言葉には「蓋然性」があり、こちらは物事の発生や事実の内容に対する確実性を表す意味の言葉です。
「蓋然性」の反対語は「必然性」であり、こちらは物事が確実に発生することを表します。
「蓋然性」を数値で表したものは「確率」と呼ばれます。
「蓋」の熟語での使い方や使われ方
・『天蓋』【てんがい】
「貴人の寝台や祭壇、玉座の上に付ける覆い」を表す言葉です。
「天蓋」はこれ以外にも仏像や住職が使う仏具を表す時にも使います。
・『抜山蓋世』【ばつざんがいせい】
「山を引き抜き世を覆いつくす気力や勇壮さ」を表す言葉であり、こちらは中国の「史記」が語源となっています。
現代でもこの言葉は非常に力がある人や気力が逞しい人を表す時に使うことが可能です。
・『蓋棺』【がいかん】
「棺のふたを閉めること」であり、この行為から人の死を婉曲的に表す時に使います。
まとめ
「蓋」はビンや容器を閉めるフタや覆いを表す意味があります。
またこれ以外にも物事や事実の確実性を表す「蓋然性」という使い方も有名です。