この記事では、「猩」の読み方を分かりやすく説明していきます。
けものへんに星で「猩」の読み方
「猩」という漢字の音読みは「ショウ・セイ」、訓読みは「あかいろ」になります。
「猩」の漢字は現代の日本語では、「猩猩(しょうじょう)」という想像上のサルに似た動物を指す熟語で使われることがほとんどです。
また「猩紅熱(しょうこうねつ)」という感染症で「ショウ」の音読みをしています。
「猩猩・猩々」は古代に創作された類人猿的な動物以外にも、「人名の名字」として「しょうじょう」と読まれることがあります。
「猩猩」の熟語・名字は音読みの「ショウ」で読んでいますが、「猩」の訓読みである「あかいろ」は現代では「赤色」と漢字表記されています。
「猩」の漢字の意味や解説
「猩」という漢字の意味は、「古代から書物に記録されている想像上の類人猿のような動物」になります。
中国の博物学的・薬学的な書籍である「本草綱目(ほんぞうこうもく)」には、「毛色は黄色で人間の言葉を理解することができ、人に似た顔や手足を持って酒が好きなサルや犬に似た獣」とされています。
「猩」に該当する実在する類人猿として、「オランウータン」が想定されることもあります。
中国周縁の遊牧民が「猩」の血液で毛皮を赤く染めていた伝承があり、「猩」には「鮮やかな血のような赤色、黒みを帯びた赤色」の意味もあります。
「猩」の熟語・名前・地名での使われ方
・『猩々』【しょうじょう】
「古代中国で実在の類人猿をモチーフにした創作されたと推測されるサルのような人語を解する動物」を意味しています。
「猩々」は一説には、「古代中国の属州だった交趾郡(ベトナム)から輸入されたオランウータン」とも推測されています。
・『猩々』【しょうじょう】
「猩の漢字が使われている全国でも約100人しかいないとても珍しい名字の一つ」です。
・『猩々町』【しょうじょうまち】
「京都市中京区に実在する地名」を意味しています。
まとめ
この記事では、けものへんに星で「猩」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「猩」という漢字について詳しく知りたいときには、この記事の解説内容をチェックしてみてください。