「障」はこざとへんに章を書きますが、どのような読み方ができるのでしょうか。
この記事では、「障」の読み方を分かりやすく説明していきます。
こざとへんに章で「障」の読み方
こざとへんに章で「障」と書く漢字は、音読みで「ショウ」と読み、訓読みでは「さわる」または「へだてる」「ふせぐ」と読みます。
「障」の意味や解説
漢字の「障」の意味は「さえぎる」「さしさわる」「しきり」です。
漢字の構成を見てみると、「丘」を意味するこざとへんと、「区切り」を意味する「章」から成り立っています。
こざとへんは、丘のように「豊かな」「大きな」ものを表す役割があり、「章」が意味する「区切り」の程度が大きいことを表現しています。
つまり「障」は、大きな区切りやへだたりがあること、通れないように立ちはだかる邪魔な存在を意味する漢字になっているのです。
一般に、あるものに邪魔されて思うように物事が進まないこと、問題が起きたために具合が悪くなることを表す時に用いられています。
また、区切りというニュアンスを持つことから、空間を物理的に仕切る道具も意味します。
「障」の熟語での使い方や使われ方
・『障害』【しょうがい】
「ある物事の実践がさまたげられている状況、またはある物事をさまたげているもの」を指す言葉です。
なんらかの原因によって機能が制限されたり損なわれたりする状況を表します。
・『保障』【ほしょう】
「ある状況が侵されたり損なわれないように守ること」を意味する言葉です。
主に、権利、安全を守るという意味で用いられます。
責任を持って請け負うことを意味する「保証」や、損なわれたものをつぐなうという意味の「補償」と間違えやすいので注意が必要です。
・『障子』【しょうじ】
「木製のさんに和紙を張った日本の建具」を指す言葉です。
部屋を仕切るために用いられますが、和紙が薄いため光は室内に通すといった特徴があります。
まとめ
「障」は「ショウ」と読み、さえぎる、さしさわる、という意味を持ちます。
漢字に含まれる「章」と同じく「ショウ」と読める、という風に覚えておくと良いでしょう。