さんずいに丁と書く「汀」は何と読みどのような意味があるのでしょうか。
今回は、「汀」の読み方と意味について解説します。
「汀」さんずいに丁で「汀」の読み方
「汀」の読み方は音読みでは「テイ」、訓読みでは「みぎわ」「なぎさ」です。
「汀」の意味や解説
「汀」とは、「水域と陸地の境目の辺り」を指す言葉です。
波立つ海で波が陸地に押し寄せている波打ち際や陸地と水域が交わる水際を指します。
陸地と水域が接しているところ全般を表す言葉ですが具体的な基準や決まりはありません。
池のほとりや川岸、海辺など水と陸地の境目はすべて「汀」に含まれます。
狭義では砂浜で波がかかり濡れるくらいギリギリの狭い部分を意味しますが、広義では海岸線で家が建てられている辺りまでを含む比較的広い範囲を指して使われる表現です。
基準となる視点の広さや物事の尺度によって表す範囲は異なりますが感覚的に水の間近にあると思われる場所に対してのみ使う言葉なので明らかに水域から離れた場所は含みません。
水域と陸地の境目でも陸を指す言葉で陸地と接する池の中や川の流れなど水域側ではなく境目の陸地側が「汀」です。
「汀」の熟語での使い方や使われ方
・『長汀』【ちょうてい】
「距離が長い水際」を意味します。
一部分だけ水と接している陸地ではなく海岸線のように水と接している範囲が広がっていて水際が長く続いている様子に対して用いる表現です。
具体的な長さの基準はありませんが簡単に端までたどり着ける程度の長さではなく歩いて移動するのが大変なくらいの長い水際を指します。
・『池汀』【ちてい】
「池の水際」を指します。
ある程度広くて深く水がたまっているところのほとりを表す言葉です。
まとめ
「汀」は表す広さや区切りなどあいまいな部分を含む言葉です。
人によって感覚に差が出る表現なので具体的にどのような意味で使われているのかに注意しましょう。