この記事では、「滑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに骨で「滑」の読み方
「滑」の漢字の音読みは「カツ・コツ」で、訓読みは「すべ(る)・なめ(らか)」で、常用漢字外の訓読みには「ぬめ(る)」との読みもあります。
「滑」の意味や解説
最初に、さんずいへんに骨で、なぜ「すべ(る)・なめ(らか)」と読むのかという疑問について説明します。
「骨」は硬くて「なめ(らか)」とは縁遠いと思われますが、実は関節の動きがスムーズであることから、「なめ(らか)」との意味を持っており、これに水を示すさんずいが組み合わされて、「すべ(る)」との意味を持つようになったとされています。
この「滑」の漢字には、訓読みにある「すべる」との意味や、「なめらかで滞りがない」と言った意味があります。
「滑」の熟語での使い方や使われ方
・『円滑』【えんかつ】
「物事がすらすら運ぶことや、かどばらず滑らかなこと」を意味する熟語です。
・『滑空』【かっくう】
「空を滑るように飛行することや、鳥が広げた羽を動かさないで飛ぶこと」を意味する熟語です。
・『滑稽』【こっけい】
「笑いの対象となる、おもしろいことや、余りにもばかばかしいこと」を意味する熟語です。
・その他、難読熟語としては「モエギタケ科のキノコ」を意味する『滑子(なめこ)』や、「牛の皮をタンニンでなめした、光沢と弾力のある皮革」を意味する『滑革(ぬめかわ)』等も挙げられます。
「滑」の漢字の付く名字
「滑」の漢字の付く名字としては、「滑川(なめかわ、なめりかわ)」や「木滑(きなめり、きなめ)」や「滑浦(なめうら)」や「滑志田(なめしだ)」や「滑方(なめかた)」等、意外と沢山あります。
まとめ
「滑」の漢字の音読みは「カツ・コツ」で、訓読みは「すべ(る)・なめ(らか)・ぬめ(る)」です。
意味としては、訓読みが表す通りの意味です。