この記事では、「做」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに故で「做」の読み方
「做」という漢字は訓読みでは「做(な)す」と読み、音読みでは「サク」や「サ」と読みます。
「做」の意味や解説
「做」には「なす」や「なる」、「する」という意味が含まれています。
「做」は横から見た人の象形である「にんべん」に「故」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
ちなみに、「作」という漢字は「做」の異体字になります。
「做」を使った例文
・『パソコンやスマートフォンなどは今や、電気や水と同じインフラと同等に見做されている』
・『オリンピックは平和の祭典として看做されている』
「做」での熟語での使い方や使われ方
・『言い做し』【いいなし】
「その場をうまく取りなすこと」や「本当でもないことを最もらしく言うこと」を意味する言葉です。
・『言い做す』【いいなす】
「事実とは違うことを事実らしく言う」や「取りなして言う」、「取り計らって言う」、「特に強調して言う」や「言い立てる」を意味する言葉です。
・『思い做し』【おもいなし】
「そうであろうと思い込むこと」や「気のせい」、「周りの人が推定して決めること」や「世間の評判」を意味する言葉です。
・『思い做しか』【おもいなしか】
「気のせいか」や「そう思うせいか」を意味する言葉です。
・『聞き做し』【ききなし】
「鳥の鳴き声やさえずりを、それと似ている言葉に置き換えて聞くこと」を意味する言葉です。
まとめ
「做」という漢字は訓読みでは「做(な)す」と読み、音読みでは「サク」や「サ」と読みます。
そして、「做」には「なす」や「なる」、「する」という意味が含まれています。