この記事では、「俔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに見で「俔」の読み方
「俔」という漢字の音読みは「ケン」で、訓読みは「うかがう・たとえる」になります。
「俔」の漢字は現代の日本語の文章ではほとんど使われておらず、「ケン」という音読みで読むことができる熟語もほぼありません。
「俔」という漢字は「こっそりとのぞき見る」の意味合いで「俔う(うかがう)」という訓読みをすることができます。
ある物事を説明するために他の物事を例にして出すの意味で、「俔える(たとえる)」という訓読みの読み方もあります。
「俔」の漢字の意味や解説
「俔」という漢字には、大きく三つの意味が備わっています。
「俔」の漢字の一つ目の意味は、「気づかれないようにこっそりと隠れて見る・盗み見る」になります。
「俔」の二つ目の意味として、「ある対象を説明するために他の物事を例示してたとえる」を挙げることができます。
「俔」の三つ目の意味は、「忍びの者・忍者・間諜(かんちょう)と呼ばれたスパイ」になります。
「俔」の例文や熟語での使い方
・『現代では見慣れない俔の漢字には、江戸以前の時代に間諜・工作員(暗殺者)としての任務を果たしていた忍者の意味合いもあります』
・『俔う』【うかがう】
「相手から見つからないようにこっそり隠れて見ること」や「相手の姿などを物陰から盗み見ること」を意味して使われている動詞の言葉です。
現代では「俔う」よりも「覗う(うかがう)」の漢字表記が使われています。
・『俔える』【たとえる】
「ある物事の内容を伝えるために、それとは別の物事を例として引き合いに出すこと」の意味合いで使われている動詞です。
現代の文章では「俔える」はほぼ使われず、「喩える・例える(たとえる)」の漢字表記が使用されています。
まとめ
この記事では、にんべんに見と書く「俔」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「俔」という漢字について詳しく知りたいときには、この記事の解説内容を参考にしてみてください。
