この記事では、「惇」の読み方を分かりやすく説明していきます。
りっしんべんに享で「惇」の読み方
「惇」という漢字は訓読みでは「惇(あつ)い」や「まこと」と読み、音読みでは「トン」や「ジュン」、「シュン」と読みます。
また、人の名前として使われるときは「あつし」や「つとむ」、「とし」、「よし」などの読みが当てられることもあります。
「惇」の意味や解説
「惇」には「あつい」や「人情があつい」、「まこと」、「まごころ」という意味が含まれています。
「惇」は心臓の象形である「りっしんべん」に基礎となる台の上に建つ先祖を祭った場所の象形である「享」を組み合わせ、「もてなしの心」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「惇」の名前での使われ方
・『足利惇氏』【あしかが あつうじ】
東海大学第5代学長や日本オリエント学会長などを歴任した日本のインド、ペルシア学者です。
・『惇子内親王』【あつこ/じゅんしないしんのう】
平安時代末期の皇族であり、後白河天皇の第5皇女です。
・『酒井忠惇』【さかい ただとし/ただとう】
江戸時代末期から明治時代に播磨姫路潘の第9代藩主を務めた旗本、大名です。
・『斎藤惇夫』【さいとう あつお】
日本の児童文学作家、及び編集者です。
・『木村惇』【きむら あつし】
内務外務官僚、外交官、京都府知事を歴任した日本の政治家です。
まとめ
「惇」は基本的に訓読みでは「惇(あつ)い」や「まこと」と読み、音読みでは「トン」や「ジュン」、「シュン」と読む漢字でした。
ただし、人の名前として使われるときは「あつし」や「つとむ」、「とし」、「よし」などの読まれる場合もあります。
そして、「惇」には「あつい」や「人情があつい」、「まこと」、「まごころ」という意味が含まれています。