魚へんに易と書く「鯣」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「鯣」の読み方と意味について解説します。
魚へんに易で「鯣」の読み方
「鯣」の読み方は音読みでは「エキ」、訓読みでは「するめ」です。
「鯣」の意味や解説
「鯣」とは、「イカの内臓を抜き取り干して干して乾燥させた食品」です。
イカを材料にして作る乾物の一種で古くから保存食として利用されてきました。
一般的には酒のつまみとして食されます。
内臓を抜き取ったイカを丸のまま干して作られる乾物で完成したものは水分がほとんど残っておらずカチカチに硬くなっています。
そのままでも食べられないことはありませんが火に炙り少し柔らかくしてから口にするのが通常の食べ方です。
そのまま火で焼いて食べる他にも水につけて戻し柔らかくしてから和え物にしたりもどし汁をだしとして利用したりなど生のイカとは違った味と風味が楽しめます。
水分をほとんど含まない「鯣」は長期保存できることから「幸せが長く続く」ことの象徴とされています。
結婚や結納の品として用いられるほか相撲の土俵の中に神に捧げる食べ物として埋められている縁起物です。
「鯣」の熟語での使い方や使われ方
・『鯣焼』【するめやき】
「スルメを焼いたもの」を指します。
火で炙って焼くことで少し柔らかくなりそのまま食べられるようになった調理後を表す言葉です。
焼くときは火にかけるだけで味はつけず、調味料は食べる時に好みで使います。
・『剣先鯣』【けんさきするめ】
「ケンサキイカで作ったスルメ」のことです。
イカの中でも上質な味と風味をもつケンサキイカを使ったスルメなので味も食感も上等な高級品です。
・『巻鯣』【まきずるめ】
「スルメを巻いて輪切りにしたもの」を指します。
見た目が良くてでつまみやすいことから婚礼の席などに提供される酒の肴です。
まとめ
「鯣」は酒飲みにとっては身近な食品です。
ひらがなやカタカナで表記されることが多いですが漢字の読み方と意味も知っておきましょう。