この記事では、「噤」の読み方を分かりやすく説明していきます。
口へんに禁で「噤」の読み方
「噤」という漢字の音読みは「キン」、訓読みは「つぐむ・とじる」になります。
「噤」の漢字は「口をしっかり閉じて開かない・口を閉じてしゃべらない」の意味合いから、「つぐむ・とじる」という訓読みをすることができます。
「噤」という漢字を「キン」と音読みで読むことができる熟語として、「口噤(こうきん)・噤閉(きんぺい)」といった熟語を挙げることができます。
「口を噤む(くちをつぐむ)」という文章は一般的な日本語の文章の読み方ですが、慣用的なことわざとして訓読みをしているケースもあります。
「噤」の漢字の意味や解説
「噤」という漢字の意味は、「口をしっかりと閉じて何も話さないこと、語らないこと」になります。
「噤」の意味として、「ただ口を閉じている状態」の意味もあります。
また「噤」の漢字は、「物理的に閉じて開かないさま・物理的に閉じたりしめたりすること」という意味合いも持っています。
「噤」の熟語での使い方や使われ方
・『噤む』【つぐむ】
「口を閉じて話さないさま・口を開かずに言葉を発さないこと・秘密を守ること」を意味している動詞になります。
・『口噤』【こうきん】
「口を開かずに黙っていること・あれこれしゃべらずに沈黙しているさま・余計な発言をせずに口を閉じて沈黙すること」を意味している漢熟語です。
・『口を噤む』【くちをつぐむ】
「口を噤む」は一般的な日本語の文章としてもよく使われる言い回しですが、慣習的にことわざのような形で使われることもあります。
「口を噤む」をことわざとして使用する場合には、「何か言いたくないことや秘密にしたい内容があって、意識的に何も言おうとはしない」といった意味のニュアンスが強くなります。
「口を噤む」と同義のことわざに、「口を閉ざす」もあります。
まとめ
この記事では、口へんに禁で「噤」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「噤」という漢字について詳しくリサーチしたいときには、この記事の解説内容を参考にしてみてください。