この記事では、「娟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
女へんに口月で「娟」の読み方
「娟」という漢字は訓読みでは「娟(うつく)しい」や「娟(しな)やか」と読み、音読みでは「エン」や「ケン」と読みます。
「娟」の意味や解説
「娟」には「うつくしい」や「あでやか」、「しなやか」という意味が含まれています。
「娟」は両手をしなやかに重ね、跪く女性の象形である「女へん」に「?」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「あでやか(艶やか)」は「女性の容姿が色っぽく美しい様」や「美しくて華やかな様」を意味する言葉です。
「娟」の熟語での使い方や使われ方
・『娟娟』【けんけん】
「美しい様」や「清らかな様」、「遠く微かな様」を意味する言葉です。
・『娟麗』【けんれい】
「艶やかで美しいことやその様」を意味する言葉です。
・『娟雅』【けんが】
「しなやかで美しく、上品であることやその様」を意味する言葉です。
・『嬋娟』【せんけん/せんえん】
「容姿が艶やかで美しい様」を意味する言葉です。
・『便娟』【べんけん/べんえん】
「優美な様」や「柔らかくて美しい様」を意味する言葉です。
「娟」の名前での使われ方
・『奥山四娟』【おくやま しけん】
江戸時代後期の儒者、戯作者です。
1818年から1830年ごろに活躍し、同じく戯作者である畑銀鶏とも親交があったと云われています。
・『娟子内親王』【けんしないしんのう】
第67代後朱雀天皇第2皇女です。
まとめ
「娟」は訓読みでは「娟(うつく)しい」や「娟(しな)やか」と読み、音読みでは「エン」や「ケン」と読む漢字でした。
そして、「娟」には「うつくしい」や「あでやか」、「しなやか」という意味が含まれています。