手へんに雷で「擂」の読み方とは?簡単に解釈

手へんに雷で「擂」の読み方とは? 読み方

手へんに雷と書く「擂」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「擂」の読み方と意味について解説します。

手へんに雷で「擂」の読み方

「擂」の読み方は音読みでは「ライ」、訓読みでは「す?る」「みが?く」「う?つ」です。

「擂」の意味や解説

「擂」とは、「物体の表面に他の物を押し付けて力を込めて動かし細かく潰す」もしくは「強い力で叩く」という意味で使われる言葉です。

物体に強い力で圧力を加える動作を表す言葉で棒で叩いたり拳で打ったりする直接的な打撃を表すほか、押し付ける圧力を利用して物体を細かく砕いたり挽いたりする動作を表す意味でも使われます。

かなり強い力をこめて押し付ける動作を表す言葉なので手加減したり様子を見ながら調整したりするような力具合で押す動作に対しては使いません。

対象物を壊すかのような勢いと力で強く押したり叩いたりする動作を指す表現です。

「擂」の熟語での使い方や使われ方

・『擂鉢』【すりばち】
「食材を細かく砕きすりつぶすために使う鉢」のことです。

内側に細く硬い溝が刻まれた鉢ですりこぎと呼ばれる専用の棒で鉢の中に入れた食材を形が残らない程度にまですりつぶすのに使う調理器具の一種です。

・『擂半鐘』【すりばんしょう】
「火災発生を知らせる半鐘の特別な叩き方」のことです。

火災が発生したことを知らせるために叩く高所に取り付けられた特別な鐘を「半鐘」といいます。

半鐘は火災の状態や火元までの距離によって叩き方が変わりどのような鐘の叩き方をしているのか聞き分けることで火災の程度が分かります。

火元が近く緊急事態であることを知らせる叩き方を「擂半鐘」といい、半鐘の内側を槌で擂るようにして続けざまに鳴らす叩き方です。

まとめ

「擂」には複数の意味があります。

それぞれ全く異なる動作を指すので正しく意味を理解しておきましょう。

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