この記事では、「肱」の読み方を分かりやすく説明していきます。
月へんに広で「肱」の読み方
「肱」という漢字は訓読みでは「ひじ」や「かいな」と読み、音読みでは「コウ」と読みます。
「肱」の意味や解説
「肱」という漢字には「ひじ」や「かいな」、「頼みとするもの」という意味が含まれています。
「かいな」とは漢字で「腕」とも書くように、「うで」の古い言い方であり、「肩からひじにかけての部分」や「二の腕」、「肩から手首にかけての部分」を指します。
「肱」を使った例文
・『このプロテクターは肱(ひじ)の部分をケガから守るために用いられる』
「肱」の熟語での使い方や使われ方
・『片肱』【かたひじ】
「片方のひじ」を意味する言葉です。
・『股肱』【ここう】
「主君にとって最も頼りになる家臣や家来、部下」、「腹心」を意味する言葉です。
・『小肱』【こひじ】
「ひじ」や「ひじについてのちょっとした動作」を意味する言葉です。
・『肱頭』【ひじがしら】
「ひじの関節後方にある突き出た部分」を意味する言葉です。
・『肱川』【ひじかわ】
愛媛県西部を流れている川の名前です。
・『肱川嵐』【ひじかわあらし】
「肱川上流の大洲盆地で発生した霧が、強風と一緒に流れ下る現象」を意味する言葉です。
「肱」の地名での使われ方
・『肱川町西』【ひじかわちょうにし】
愛媛県大洲市に所在する地名です。
・『美山町肱谷』【みやまちょうひじたに】
京都府南丹市に所在する地名です。
・『多度町肱江』【たどちょうひじえ】
三重県桑名市に所在する地名です。
まとめ
「肱」は訓読みでは「ひじ」や「かいな」と読み、音読みでは「コウ」と読む漢字です。
そして、「肱」には「ひじ」や「かいな」(うでの古い言い方)、「頼みとするもの」という意味が含まれています。