竹冠に及で「笈」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

竹冠に及で「笈」の読み方とは? 読み方

この記事では、「笈」の読み方を分かりやすく説明していきます。

竹冠に及で「笈」の読み方

「笈」という漢字は訓読みでは「おい」と読み、音読みでは「キュウ」「ゴウ」「ギュウ」「キョウ」「ソウ」と読みます。

「笈」の意味や解説

「笈」には「おい(書物などを入れて背負う竹で編まれた箱)」という意味が含まれています。

「笈」は竹の象形である「竹冠」に人と手の象形である「及」を組み合わせ、背負う人を追いかけるように背負われた「おい」を意味する会意兼形声文字として成り立った漢字です。

「笈(おい)」は書籍や経巻、衣服、仏具、食器などを入れて背負う道具であり、現在でいうところのバックパックやランドセル、リュックサックのようなものです。

古くは竹製のものであったと考えられており、平安時代にはすでに使用されていました。

現存する「笈」は修験者や行脚僧が旅をするときに利用されていたものであり、竹製のものの他、木製のものがほとんどです。

開閉式の戸と底面の四隅に脚を持つ箱型で、背中に背負うためのショルダーハーネスの部分が綱になっています。

「笈」の熟語での使い方や使われ方

・『後笈』【あとおい】
「山伏などが背負う笈」を意味する言葉です。

・『板笈』【いたおい】
「箱笈に対し、薄板に太い縁をつけ、荷物を結び付けるようにした笈であり、修験者が背負う笈の一種」を意味する言葉です。

・『笈摺』【おいずり】
「笈を背負うときに、衣服の背の部分が擦れるのを防ぐために着る単(ひとえ)の袖なし」を意味する言葉です。

・『書笈』【しょきゅう】
「書物を入れて、背負って運ぶための箱」を意味する言葉です。

まとめ

「笈」は訓読みでは「おい」と読み、音読みでは「キュウ」「ゴウ」「ギュウ」「キョウ」「ソウ」と読む漢字でした。

そして、「笈」には「おい」という意味が含まれています。

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