この記事では、「綜」の読み方を分かりやすく説明していきます。
糸へんに宗で「綜」の読み方
綜は、音読みでそうと読む事が出来る漢字です。
更に訓読みでは、すやまじ、おさ等といった読み方が出来ます。
「綜」の意味や解説
綜は見れば分かる様に、糸へんの横に宗の漢字を付け足す事によって成立した漢字です。
そんな綜の漢字は、全てを1つに纏めるとか統括する、機織りの道具等といった意味を示します。
ただし綜の漢字は常用漢字には含まれてはいないため、今では日常的に見掛ける機会は余りなく、一部の会社の名前で使用されている程度です。
そのため、総の漢字に書き換えて使われる事も珍しくありません。
「綜」の熟語での使い方や使われ方
・『綜合』【そうごう】
「別々のものを1つに纏めて合わせる」という意味を持つ言葉として、使用されているのです。
ただし現在では、総合と書かれる事も多く見られる言葉となっています。
・『錯綜』【さくそう】
「複雑に物事が入り組んでいる様」や「入り交じっていて混乱する事」といった意味の言葉として、用いられているのです。
・『綜絖』【そうこう】
「織機で横糸を通すべく、縦糸を上下に分けるための器具」という意味で使われています。
まとめ
糸へんの横に宗の漢字を加える事により完成した綜の漢字は、音読みでそう、訓読みで、すやおさ、まじといった読み方が出来るのです。
指し示す意味としては、バラバラのものを1つに纏めるとか寄せ集めてすべくくる、織機の部分といった意味を表現可能となっています。
もっとも綜は、現在では常用漢字から外れているため、使用する機会は少なく、古くからある会社の社名として見掛ける程度だったりするのです。
他には、物事が複雑に入り組んでいる様子、といった意味を表現する、錯綜という言葉で利用されるのを見掛ける事が出来ます。