この記事では、「紡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「紡」の読み方
糸へんに方で「紡」は、音読みで「ぼう」と読みます。
訓読みでは「つむ(ぐ)」と読みます。
「紡」の意味や解説
「紡」は「繊維をより合わせて糸を作る」という意味があります。
綿や麻などの繊維をより合わせて糸にすることを意味します。
例えば、「紡績(ぼうせき)」は、「糸をつむぐこと」という意味があり、動植物の繊維を処理したり、加工して糸にすることという意味があります。
このように、動植物の繊維を使って糸にする場面や、布を織る場面で、「紡」という言葉を使います。
「紡」の熟語での使い方や使われ方
・『紡車』【ぼうしゃ】
「糸をつむぐ車」という意味があります。
繭や綿から糸を取ったり、その糸をより合わせたりするのに使う車で、「糸車(いとぐるま)」や「糸繰車(いとくりぐるま)」と呼ぶこともあります。
・『紡織』【ぼうしょく】
「糸をつむぐこと。
布を織ること」という意味があります。
「紡織機(ぼうしょくき)」は、そのための機会を意味する言葉になります。
・『混紡』【こんぼう】
「2種類以上の異なる繊維を混ぜ合わせて紡績すること」という意味があります。
例えば、「毛」と「化学繊維」を「混紡」することによって、毛の持つ暖かいという特徴と、化学繊維が持つ乾きやすさを合わせ持つ、暖かく乾きやすい生地を作ることができます。
このようにして作られた、「混紡した糸」のことを「混紡糸(こんぼうし)」と呼びます。
まとめ
「紡」は「ぼう」「つむ(ぐ)」と読むことが分かりました。
繊維をつむいで、布を織る時に使われる言葉で、紡績業界では、毎日のように目にする漢字ではないでしょうか。
これを機に、「紡」は「ぼう」「つむ(ぐ)」と読むことを知っておきましょう。