この記事では、「軌」の読み方を分かりやすく説明していきます。
車へんに九で「軌」の読み方
「軌」の漢字の音読みは「キ」で、訓読みは常用漢字外の読みですが「わだち」です。
また、名前のみに使われる読みとしては「のり」との読みもあります。
「軌」の意味や解説
「軌」の漢字には、訓読みにある「わだち」の意味から、「車輪と車輪の間隔」や「通った車輪の跡」や、そこから転じた「一定の筋道」の意味等があります。
「軌」の車へんは、車を表し、つくりの「九」は、「屈曲して尽きる」象形で、そこから車のわだちがどこまでも曲がりながら伸び、やがて地平線に尽きるさまを表すものです。
そこから、車輪の跡をである「わだち」を意味する「軌」という漢字が生まれたとされています。
この「軌」の訓読み「わだち」と同じ読みの漢字に「轍」があります。
この漢字の音読みは「テツ」で、漢字の意味は「軌」とほぼ同じです。
「わだち」と読む場合、「軌」は常用漢字外の読みなので、一般的には「轍」の漢字が使われています。
「軌」の熟語での使い方や使われ方
・「軌」の漢字が「車輪と車輪の間隔」の意味で使われている熟語:『軌道』【きどう】
「道床・枕木・レール等で構成される列車を走らせる構造物」を意味する熟語です。
・「軌」の漢字が「通った車輪の跡」の意味で使われている熟語:『軌跡』【きせき】
「車輪の通った跡、またそこから転じた先人の行いの跡」を意味する熟語です。
・「軌」の漢字が「一定の筋道」の意味で使われている熟語:『常軌』【じょうき】
「普通のやり方や考え方」を意味する熟語です。
まとめ
「軌」の漢字の音読みは「キ」で、訓読みは常用漢字外の読みですが「わだち」です。
意味としては、「車輪と車輪の間隔」や「通った車輪の跡」や、そこから転じた「一定の筋道」等があります。