この記事では、「一途」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「一途」の正しい読み方は「いちず」と「いっと」どちら
「一途」には2つの読み方があります。
1つ目は「いちず」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「いっと」で、こちらも音読みになります。
「一」の音読みは「いち・いつ」で、「途」の音読みは「と・ず」ですが、「ず」は常用外です。
「一」には「いっ」という読み方はありませんが、日本語には発音しやすくする為に跳ねる音に変化させる「促音化(そくおんか)」という語法があり、「一匹(いっぴき)」「一個(いっこ)」など数多く使われています。
正しい読み方の結論
「一途」は「いちず」「いっと」どちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「一途」の意味
「一途」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「いちず」と読む場合、「ひとつのことを打ち込んで他をかえりみない様子」という意味です。
「いっと」と読む場合、「同じやり方や方針」「ただそればかりであること」という意味です。
どちらも共通するのは「一つの方向性」という意味で、「いちず」は「人の性質」、「いっと」は「ものごとの性質」に使われることが多くなります。
「一途」の言葉の使い方や使われ方
「一途」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は学生時代から一途(いちず)に彼のことを思い続けている』
・『ここは我慢の一途(いっと)だ』
・『このままでは業績悪化の一途(いっと)をたどるばかりだ』
まとめ
今回は「一途」の読み方について紹介しました。
「一途」は「いちず」も「いっと」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。