この記事では、「萍」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに泙で「萍」の読み方
「萍」は音読みでは、「ヘイ」、「ビョウ」と読みます。
また、訓読みで「うきくさ」、「よもぎ」と読みます。
「萍」の意味や解説
「萍」とは、植物の「ウキクサ」や「ヨモギ」の意味があります。
「ウキクサ」はサトイモ科ウキクサ科に分類されている多年草の水草です。
「ウキクサ」は「浮草」の漢字表記が一般的に使われています。
英語では、「great duckweed」などと表記されています。
「ウキクサ」の開花時期は5月から9月頃ですが、開花はめったに見られません。
「ウキクサ」は俳句の夏の季語にもなっています。
また、「ウキクサ」は「浮萍(ふひょう)」の生薬名で、薬用に用いられています。
一方、「ヨモギ」はキク科ヨモギ属に属している多年草です。
「ヨモギ」は一般的に「蓬」の漢字表記が用いられています。
別名では「モチグサ(餅草)」がよく知られています。
「ヨモギ」は草餅の材料などの食用の他、薬用にも使用されています。
英語では「mugwort」などの表記があります。
「萍」の熟語での使い方や使われ方
・『青萍』【あおうきくさ】
サトイモ科アオウキクサ属の一年草の水草を表しています。
・『萍水相逢』【へいすいそうほう】
旅に出ているもの同士が、偶然出会って知り合いになることを意味しています。
・『雲遊萍寄』【うんゆうへいき・うんゆうひょうき】
物事に執着せずに、自然の流れに任せて行動することを表しています。
まとめ
「萍」は「くさかんむり」に「泙」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、「草冠」と漢字表記します。
草花に関することを表しています。
また、「泙」は音読みで「ホウ」と読み、「水の勢いのある音」などを表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。