この記事では、「竿」の読み方を分かりやすく説明していきます。
竹冠に干で「竿」の読み方
「竿」という漢字は訓読みでは「さお」や「ふだ」と読み、音読みでは「カン」と読みます。
「竿」の意味や解説
「竿」には「さお」や「ふだ」、「竹のふだ」という意味が含まれています。
「竿」は竹の象形である「竹冠」に先が二又になっている武器の象形である「干」を組み合わせ、「竹竿」や「さお」という意味を表す形声文字として成り立った漢字です。
「竿(さお)」は「葉っぱや枝を取り除いた木や竹の細長い棒」、「水底に突っ張って舟を進ませる長い棒」、「箪笥や長持などを担ぐ棒」、「竿秤の棒の部分」など多くの意味を含める言葉です。
「竿」の熟語での使い方や使われ方
・『掛け竿』【かけざお】
「手拭いや衣服などを掛けるために横へ渡した細い竹」、「掛け軸をかける竹」を意味する言葉です。
・『掛石』【さおいし】
「石灯籠において、石台の上にあって火袋を支える柱状の石」を意味する言葉です。
「竿」の地名での使われ方
・『八重竿』【やえざお】
鹿児島県大島郡伊仙町に所在する地名です。
・『竿打川原』【さおうちかわら】
青森県上北郡七戸町に所在する地名です。
・『竿津』【さおづ】
鹿児島県大島郡知名町に所在する地名です。
「竿」の名前での使われ方
・『井竿』【いざお】
熊本県や東京都、香川県、大阪府、兵庫県に見られる日本の名字です。
・『出竿』【でざお/いでさお/いでざお】
京都府や東京都、香川県に見られる日本の名字です。
・『小竿』【おざお/こさお/こざお/おさお】
埼玉県や東京都、新潟県、神奈川県、千葉県に見られる日本の名字です。
まとめ
「竿」は訓読みでは「さお」や「ふだ」と読み、音読みでは「カン」と読む漢字でした。
そして、「竿」には「さお」や「ふだ」、「竹のふだ」という意味が含まれています。