この記事では「塞栓」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「塞栓」の正しい読み方は「そくせん」
「塞栓」の正しい読み方は「そくせん」です。
これは「塞」の音読み「ソク」と「栓」の音読み「セン」を組み合わせた読み方になっています。
「塞栓」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「塞」は、音読みで「ソク」と読むほか、「要塞(ようさい)」「城塞(じょうさい)」のように「サイ」と読むこともできます。
そのため、間違って「塞栓」を「さいせん」と読んでしまうことがあります。
漢字の「寒」(カン)にも似ていますが、「かんせん」と読むのも間違いです。
「塞栓」について説明
「塞栓」とは、血液中に生じたかたまり状の物質が血管をふさいで血流を滞らせる症状のことです。
「塞栓症」ともいい、さまざまな疾病、外傷などが原因で発症します。
血管をふさぐかたまり状の物質は塞栓子といい、その種類には、血栓(血のかたまり)、脂肪、空気、血液中のコレステロールなどから形成されたアテロームなどが挙げられます。
もしも心臓や肺、脳の血管で「塞栓」が起こると、これらの臓器に血液が行き渡らなくなり、生命が維持できなくなる危険性もあります。
ちなみに、漢字の意味を見てみると「塞」はふさぐこと、「栓」は管などの流れをふさいで止めるものを表しており、「塞栓」という言葉は管(血管)の流れをふさいでしまう現象を指していることが分かります。
まとめ
「塞栓」の正しい読み方は「そくせん」です。
「さいせん」「かんせん」と読むと間違いになるので、正しい読み方を確認しておきましょう。