「衿喉」や「開衿」などに用いられている「衿」という漢字ですが、どのような読み方をするのでしょうか?この記事では、「衿」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「衿」の正しい読み方は「きん」と「えり」
「衿」は音読みでは「きん」と読み、訓読みでは「えり」と読む漢字です。
「衿」という漢字には「えり」や「衣服のえり」、「えりくび」という意味が含まれています。
「衿」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「衿」という漢字は「今」という漢字が含まれているため、そのまま「今」の音読みである「こん」を当てて読み間違えてしまうケースが考えられるでしょう。
「衿」を使った熟語
ここでは「衿」を使った熟語を紹介していきます。
「衿喉(きんこう)」
「衿喉」は「えりともと」や「のどもと」、「とても大切で必要な地の例え」を意味する言葉です。
「喉(のど)」には複数の意味が含まれていますが、ここでは「空腔の奥の食道と気官に通じる部分」という意味で用いられています。
「開衿(かいきん)」
「開衿」は「折りえりにして開いたえり」や「心を打ち明けること」を意味する言葉であり、「開襟」とも表記されています。
「青衿(あおくび/せいきん)」
「青衿」は「青い布で作った着物のえり」や「粗末な服装にいう語」という意味を含める言葉です。
まとめ
「衿」は音読みでは「きん」と読み、訓読みでは「えり」と読む漢字ということでした。
「今」という漢字が含まれているため、「こん」と読み間違えないように注意しましょう。