この記事では「杯」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「杯」の正しい読み方は「さかずき」
「杯」は「さかずき」と読みます。
また「はい」という読み方もできます。
「杯」の間違った読み方や間違いやすい読み方
漢字の「杯」は、訓読みだと「さかずき」、音読みだと「ハイ(パイ)」と読めます。
「さかずき」と読んだ時と「ハイ」と読んだ時では「杯」の意味合いが変わってくるので、訓読みで「杯(さかずき)を交わす」と読むところを「はいを交わす」と読むと間違いになります。
逆に、音読みで読む「賞杯(しょうはい)」を「しょうさかずき」と読むのもおかしな感じになってしまいます。
「杯」は場面によって読み分けるのが正しいです。
「杯」について説明
「杯」を「さかずき」と読む場合は、主に酒を注いで飲むときに使う、台座が付いた浅い酒器を指し、これは神社や神棚にお酒を備える時、神前式の結婚式などに用いられます。
「盃(さかずき)」と書くこともあります。
また、互いの「杯(さかずき)」を触れ合わせてからお酒を飲む儀礼を「乾杯(かんぱい)」、めでたい時に飲む酒を「祝杯(しゅくはい)」といいます。
「杯(はい)」は記念品として贈られるトロフィーも意味しており、その際は「優勝杯」「入賞杯」のように「○○杯(はい)」という使い方がされます。
そのほか、数をかぞえる際の単位として茶碗などの容器、イカ、船を「1杯(ぱい)、2杯(はい)…」と読み上げる時に使います。
まとめ
「杯」は「さかずき」または「はい」と読みます。
読み方によって意味合いが変わってくるので、状況に合わせて読み分けることが大切です。