この記事では、「窮鼠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「窮鼠」の正しい読み方
「窮鼠」の正しい読み方は「きゅうそ」です。
「きゅう・そ」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「窮鼠」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「窮鼠」は「きゅうす」「きゅうせい」などとと間違って読まれることがあります。
「窮鼠」について説明
「窮鼠」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「追い詰められて逃げ場を失ったネズミのこと」という意味です。
2つ目は転じて、「絶体絶命の状態におちいり、どうしようもなくなった状態のたとえ」という意味です。
「窮鼠」は「窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)」ということわざとして使われることが多くなります。
意味は「鼠でも追いつめられれば猫にかみつくことがある様に、弱い者も追いつめられるとやけくそになって強い者に反撃することがある」という意味です。
最近では「キュウソネコカミ」という人気バンドが出たことから若い人にも知られる様になりました。
「窮鼠」の言葉の由来
「窮鼠」は漢字の意味から成り立つ語です。
「窮」は「きわ(める)」とも読み「奥深くまで行きつくす」「つきつめる」「にっちもさっちもいかなくなる」「動きがとれない」という意味、「鼠」は「ねずみ」という意味、「窮鼠」で「動きが取れなくなったネズミ」、つまり「にっちもさっちもいかなくなった状態」になります。
まとめ
今回は「窮鼠」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。