この記事では「宿主」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「宿主」の正しい読み方は「しゅくしゅ・やどぬし」
「宿主」の正しい読み方は二つあります。
ひとつは宿と主が音読みの「しゅくしゅ」です。
もうひとつは宿と主を訓読みにする「やどぬし」です。
「宿主」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「宿主」は「しゅくしゅ」とも「やどぬし」とも読めますが、それぞれの持つ意味は異なります。
「宿主(しゅくしゅ)」は寄生される側の生物を意味します。
「宿主」は口語で「やどぬし」と読むこともありますが、学術用語は「しゅくしゅ」となります。
また「やどぬし」には宿の主人という意味があります。
読み方によってニュアンスが変わってしまうので、前後の文章や状況を見て判断した上で「しゅくしゅ/やどぬし」と読み分ける必要があるのです。
「宿主」について説明
「宿主」には二つの意味があるので、それぞれの意味を説明します。
「宿主(しゅくしゅ)」は、ほかの生物に寄生される側の生物のことです。
「寄主(きしゅ)」ともいいます。
生物の中には、ほかの植物や動物にすみついて栄養を吸収したり繁殖したりしながら生きる寄生虫や微生物がいます。
一例を挙げると、ヒトの頭髪にアタマジラミがすみついた場合の寄生生物はアタマジラミ、「宿主」はヒトということになります。
寄生生物は基本的に「宿主」がいないと生きていけないため、とりついた「宿主」に致命傷を与えず共生をしますが、中には「宿主」の昆虫に卵を産み付け、その体を孵化した幼虫のエサにして「宿主」を殺してしまう昆虫などもいます。
「宿主(やどぬし)」は、宿の主人のことです。
宿泊施設やその家の持ち主、主人を指します。
まとめ
「宿主」の読み方は「しゅくしゅ」と「やどぬし」の二通りがあります。
読み方によって意味が変わってくるので、場面にあわせて正しく読み分けるようにしましょう。