この記事では、「支笏湖」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「支笏湖」の正しい読み方は「しこつこ」
「支笏湖」は北海道にある湖の名前で「しこつこ」と読みます。
かつては「志古津湖」と書いて「しこつこ」と読んでいましたが、現在は当て字の「支笏湖」が使われるようになっています。
「支笏湖」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「支笏湖」の「笏」は普段あまりなじみのない漢字ですが「こつ」のほかに「しゃく」とも読めます。
そため、そのことをご存知の方は「ししゃくこ」と読んでしまうかもしれません。
「笏」とは昔の日本の貴族が手に持つ小道具のことです。
ただし「支笏湖」は当て字なので、漢字の持つ意味と湖の名前自体は関係がありません。
「支笏湖」について説明
「支笏湖」は、北海道千歳市にある非常に透明度の高い湖です。
支笏洞爺国立公園に属し、樽前山や風不死岳などの山岳と共に美しく雄大な景観を育んでいます。
「支笏湖」は水の純度が高いため、光に照らされると水面が神秘的な青色に見えるのが特徴です。
その美しい光景は「支笏湖ブルー」と呼ばれており、「支笏湖」は千歳でも人気の観光スポットとなっています。
また「支笏湖」は日本最北の不凍湖で、寒さ厳しい冬でも湖が凍ることがほとんどないため、1年を通して支笏湖ブルーが鑑賞できます。
「支笏湖」の言葉の由来
この「支笏湖」という名前はアイヌ語の「シコッペッ」に由来しています。
「シコッペッ」とはシ(大きな)・コッ(くぼみ)・ペッ(川)を組み合わせた言葉です。
その名の通り「支笏湖」は、約4万年前の火山噴火でできたくぼみに水が溜まって形成された湖で、現在は千歳市の水源として貴重な存在になっています。
まとめ
「支笏湖」の正しい読み方は「しこつこ」です。
アイヌ語の「シコッペッ」が語源となって「しこつこ」と呼ばれるようになりました。
「笏」は「しゃく」とも読めるので「ししゃくこ」と読まないように気をつけましょう。