「逝く」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「逝く」の読み方とは? 読み方

この記事では「逝く」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「逝く」の正しい読み方は「いく」

「逝く」の正しい読み方は「いく」です。

また「ゆく」と読むこともできます。

「逝く」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「逝く」は二つの読み方があり、「いく」は口語的、「ゆく」は改まった言い方とされ、文学的なニュアンスを含みます。

「逝く」の標準的な読み方は「いく」ですが、「ゆく」と読むのも間違いにはなりません。

ただし、これらは、状況によって使い分けなければ不自然に聞こえてしまうとされます。

たとえば「逝く」「ゆく」と読めますが「逝った」「ゆった」と言うと違和感があるので、この場合は「いった」と読むのが自然です。

「逝く」について説明

「逝く」とは「人が亡くなること」を婉曲的に表した言い方です。

漢字の「逝」(セイ)は、去る、死ぬなどの意味を持ち、「遠くへいってしまい二度と戻ってこない」といったニュアンスがあります。

漢字そのものが人が死ぬことを表しており、人が亡くなることは「逝去(せいきょ)」「逝水(せいすい)」とも表現されます。

「死ぬ」という言い方は露骨な印象がありますが「(あの世へ)行く」と同音の「逝く」は遠回しな言い方になるので、故人や遺族に対して失礼な印象を与えることがありません。

「逝く」と同じニュアンスで使われる言葉には「亡くなる」「他界する」などがあります。

なお、「ゆく」は古くから使われてきた読み方で、現代は、話し言葉の発音として自然な「いく」が主流になっています。

まとめ

「逝く」の正しい読み方は「いく」です。

「ゆく」とも読めますが、状況によっては不自然に聞こえ「間違った読み方」と指摘される可能性もあります。

「いく」が一般的な読み方で「ゆく」は文学的、文章的な使い方がされるもの、と捉えておくとよいでしょう。

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