この記事では、「省く」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「省く」の正しい読み方
「省く」の正しい読み方は「はぶく」です。
「はぶ(く)」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「省く」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「省く」は「のぞく」「しばらく」などと間違って読まれることがあります。
「省く」について説明
「省く」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「あるものを不要として取り除くこと」という意味です。
2つ目は、「全体から一部を減らすこと」という意味です。
3つ目は「無駄をなくすために節約すること」という意味です。
4つ目は「分け与える」という意味です。
「省く」は動詞として「省く・省いた」「省かれる」などと使われます。
似た読みかたをする語に「ハブる」があり、こちらは「仲間外れにする」「無視する」「拒否する」などの意味の若者言葉です。
語源は「省く」の音変化という説、「葬る(はふる)」の音変化という説、「村八分(むらはちぶ)にする」を省略した語という説の3つがあります。
「省く」の言葉の由来
「省く」の「省」という漢字は、「澄み切った目」の象形で、誤用により「つまびらかにする」「かえりみる」「役所」などの意を表す語として使われる様になりました。
よく見回り、かえりみた上で余計なものを取り去ることから「はぶく」として使われる様になったのです。
まとめ
今回は「省く」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。