この記事では、「肉芽腫」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「肉芽腫」の正しい読み方は「にくがしゅ」と「にくげしゅ」
「肉芽腫」は「にくがしゅ」と読む言葉ですが、医学分野では「にくげしゅ」と読まれます。
「肉」を「にく」と読み、「芽」を「が」と読み、「腫」を「しゅ」と読みます。
いずれも音読みとなります。
「肉芽腫」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「肉芽腫」の間違いやすい読み方は「にくめしゅ」です。
「芽」は「め」と読む機会が多いことから上記のように読んでしまうかもしれませんが、「肉芽腫」においては誤用になります。
また、「腫」の字は「しゅう」や「は(れる)」とも読みますが、「にくがしゅう」や「にくがは」などとは読まないので気を付けましょう。
「肉芽腫」について説明
「肉芽腫」は「人体の若い細胞組織」を示す「肉芽」と、「はれもの」や「できもの」を示す「腫」を組み合わせた言葉で、マクロファージをはじめとした細胞が増殖して皮膚に限局性隆起を形成することを意味します。
「肉芽腫」は免疫反応のひとつで、身体の中に入ってきた病原体や刺激物質といった異物を白血球の一種であるマクロファージが分解あるいは排除できない際に、その異物を組織内に閉じ込めることによって異物の働きを抑制します。
病理組織学においては、「肉芽腫」はサルコイド型、類結核型、異物型、柵状、化膿性の5種に分類されます。
まとめ
「肉芽腫」の正しい読み方は「にくがしゅ」または「にくげしゅ」です。
「にくめしゅ」などとは読まないので注意が必要です。
「肉芽腫」が人体の免疫反応の一種であることも併せてチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の正確な読み方を学ぶ参考にしてください。