この記事では、「鍼治療」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鍼治療」の正しい読み方
「鍼治療」の正しい読み方は「はりちりょう」です。
「はり・ち・りょう」は訓音読みです。
訓読みと音読みが組み合わさった読み方で、「湯桶読み(ゆとうよみ)」とも言います。
「ゆ」は訓読み、「とう」は音読みであるからです。
「鍼灸」と書く場合、「しんきゅう」「はりきゅう」どちらの読みかたもしますが、「鍼」のみの場合は基本的に「はり」と読みます。
「鍼治療」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「鍼治療」は「げんちりょう」「かんちりょう」などと間違って読まれることがあります。
「鍼治療」について説明
「鍼治療」とは、「身体の一点を専用の鍼で刺激する治療法のこと」という意味です。
中国で発祥して日本に伝わった東洋医学の伝統的治療法で、疾患や症状に適する「ツボ」に、医療用の細い針を刺し、身体に刺激を加えることで、本来備わっている自然治癒力を高める効果があります。
似た意味の言葉に「鍼灸治療(しんきゅうちりょう)」があり、こちらは症状に合わせて「鍼」の他に「お灸」も用いる治療法です。
「お灸」とは、「身体のツボにもぐさを置き、熱して刺激する治療法」です。
「鍼治療」の言葉の由来
「鍼治療」は漢字の意味から成り立つ語です。
「鍼」は「裁縫用のはり」「漢方で医療用のはり」という意味、「治」は「なお(る)」とも読み「おさめる」「ととのえる」「病気をなおす」という意味、「療」は「いやす」「病気をなおす」という意味、「鍼治療」で「漢方で医療用のはりを用いて、病気をいやしたりなおすこと」になります。
まとめ
今回は「鍼治療」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。