この記事では、「高麗人参」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「高麗人参」の正しい読み方は「こうらいにんじん」
「高麗人参」は「こうらいにんじん」と読みます。
「高麗(こうらい)」の「人参(にんじん)」ということで、そのように呼ばれています。
「高麗人参」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「高麗(こうらい)」の「麗」は、「綺麗(きれい)」や「華麗(かれい)」などの熟語を見て分かるように、音読みでは「レイ」と読むのが一般的です。
そのため「高麗人参」を「こうれいにんじん」と読み間違えてしまうことがあります。
「高麗人参」について説明
「高麗人参」は、薬用植物として栽培されている「オタネニンジン」のことです。
中国や朝鮮半島が原産地とされるウコギ科の植物で、滋養強壮に良いとして漢方薬の原料に用いられるほか、食材として韓国料理の薬膳やお茶に利用されています。
名前に「人参」が付くために野菜のニンジンの一種と思われがちですが野菜のニンジンはセリ科の植物であり、分類、栄養成分とも全く異なります。
ウコギ科の人参は、薬用する根が野菜のニンジンと見た目が似ているため人参と呼ばれるようになりました。
ただし、野菜のニンジンよりも栽培が難しく希少で高価です。
「オタネニンジン」が「高麗人参」と呼ばれているのは、原産地の朝鮮で高麗(こうらい)時代にあたる9世紀ごろから生産されていることが由来とされています。
日本では、朝鮮半島から種を取り入れ江戸時代に国内で栽培に成功していることが分かっています。
幕府が種を配って栽培を広めたことから「御種(おたね)人参」と呼ぶようになったとされますが、現在ではどちらかというと「高麗人参」という呼び方のほうが一般化しています。
まとめ
「高麗人参」の読み方は「こうらいにんじん」です。
「高麗」を「こうれい」と読み間違えないように気を付けましょう。