この記事では、「直物」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「直物」の正しい読み方
「直物」の正しい読み方は「ひたもの・じきもつ・じきもの・なおしもの」です。
「ひたもの・なおしもの」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「直物」は正しくは「直し物」と送り仮名入るのですが、文化庁により、送り仮名を含む語句を名詞として使う場合、送り仮名は省略できるとされています。
「じきもつ・じきもの」は音訓読みです。
音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言います。
「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みであるからです。
「直物」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「直物」は「しょくぶつ」と間違って読まれることがあります。
「直物」について説明
「直物」の意味は以下の通りです。
「ひたもの」と読む場合、「いっぱいに満たす様子」「ひたすらそのことに集中する様子」という意味です。
「じきもつ」と読む場合、「代価として引き渡せるもので、金銭や米など」という意味です。
「じきもの」と読む場合、「売買において、商品の受渡しが直接できるもの」という意味です。
「なおしもの」と読む場合、「修理を要するもの」「作り直したもの」「つくろいもの」という意味です。
「直物」は、その時の内容により、読みかたや意味が変わって来るので、前後の内容をよく聞いて判断することが大切です。
「直物」の言葉の由来
「直物」は漢字の意味から成り立つ語です。
「直」は「まっすぐ」「正しい」「心が素直」「じかに」「すぐに」「値段」「そこに当たる」という意味、「物」は「有形・無形で存在しているすべてのもの」という意味、「直物」で「まっすぐな心のもの」「すぐに使えるもの」「じかに使えるもの」「正しくするべきもの」などの意味になります。
まとめ
今回は「直物」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。