この記事では、「黒」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「黒」の正しい読み方は「こく」や「くろ」
「黒」は音読みで「こく」、訓読みで「くろ」または「くろ(い)」と読む漢字です。
「黒」には「くろい」「暗い」「悪い」といった意味が含まれています。
「黒」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「黒」の間違いやすい読み方は「ぐろ」です。
「黒」を使った言葉の中には、「色黒」や「那智黒」など「黒」を「ぐろ」と濁って読むものもありますが、「黒」そのものの読み方としては「こく」や「くろ」と濁らないのが基本とされています。
また、「黒鍵(こっけん)」のように促音で読む言葉もありますが、漢字一字における「黒」は促音では読まないのが一般的です。
「黒」を使った熟語
次に、「黒」を使った熟語を紹介します。
「漆黒」
「漆黒」は「しっこく」と読む熟語で、「漆を塗ったように黒く、艶めきがあること」またはそのような色を意味します。
「漆黒の闇」や「漆黒の髪」などのように用います。
「大黒柱」
「だいこくばしら」と読む「大黒柱」は、「床と土間の境の中央位置に立てる太い柱」や「建物における中央の位置に最初に立てる柱」を意味します。
また、「家や国などの中心的な存在となる人」という意味で使用されることもあります。
「大黒柱を立てる」「グループの大黒柱」のように使われます。
「黒死病」
「黒死病」は「こくしびょう」と読む言葉で、ペスト菌が原因で発症する伝染病を意味します。
「ペスト」とも呼ばれ、中世ヨーロッパで大流行したことでも有名です。
当時は致死率が非常に高い感染症でしたが、現在では抗生物質によって治療できる病気とされています。
まとめ
「黒」は「こく」や「くろ」と読むのが正しい漢字です。
「黒」を使った言葉の中には「ぐろ」や「こっ」などと読むものもありますが、「黒」を単独で読む場合は濁ったり促音になったりしないので注意しましょう。
ぜひ漢字の読み方を理解する参考にしてください。