この記事では、「興梠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「興梠」に多い読み方は「こうろき」と「こうろぎ」
「興梠」という苗字に多い読み方は「こうろき」「こうろぎ」などです。
また「こうろ」「こうのき」と読む苗字もあります。
「興梠」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「興梠」は比較的珍しい苗字であるため、苗字を知らない人が正しく読むことは難しいでしょう。
「興」は音読みの「キョウ」、「梠」は音読みの「ロ」が頭に浮かびやすいことから「きょうろ」と読んでしまう可能性があります。
また「こうろぎ」と読むべきところを虫の「こおろぎ」と発音しても間違いになります。
「興梠」の名前や由来などについて説明
「興梠(こうろき・こうろぎ)」は宮崎県をはじめ、宮崎県内、熊本県、福岡県など九州にみられる苗字です。
この苗字が発祥したのは宮崎県の高千穂地方で、特に高千穂町に「興梠」姓が集中しています。
「興梠」は「キョウ・コウ」と読む漢字の「興」と「ロ」と読む漢字の「梠」を組み合わせ、「こうろき」「こうろぎ」などと読みます。
そのほか「こうろ」「こうのき」など、さまざまな読み方があるようです。
苗字の由来には諸説があり、神様が降りた地であることから、神と軒を意味する「呂木」を組み合わせた「神呂木(かむろき)」という苗字が生まれ、「こうろき」に転じたともいわれます。
また、漢字の「梠」は軒先に使う木材を表しており、軒が大きく出ている立派な家に由来して「興梠」という苗字ができたという説もあります。
「興梠」を苗字を持つ有名人には「こうろぎ」にちなんで芸名を虫の「こおろぎ」に変えて活動している人も見られます。
また、その一人に声優の「こおろぎさとみ」がいます。
なお、「興梠(こうろぎ)」と読んだ時に「こおろぎ」と聞こえることがあるため虫のコオロギを意味すると思われがちですが、苗字そのものはコオロギとは関係がありません。
まとめ
「興梠」は宮崎県に多い苗字で「こうろき」「こうろぎ」などと読みます。
「きょうろ」や虫のコオロギではないので、読み方を間違えないように気を付けましょう。