この記事では、難読漢字のひとつ「冬眠鼠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「冬眠鼠」の正しい読み方は「やまね」
「冬眠鼠」は「やまね」と読むのが正しい言葉です。
「冬眠鼠(やまね)」は、二字以上の漢字を組み合わせる「熟字」に訓読みをあてた「熟字訓」という読み方を取り入れた言葉になります。
「冬眠鼠」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「冬眠鼠」の間違いやすい読み方は「とうみんねずみ」といえるでしょう。
一般的には「冬眠」は「とうみん」と読み、「鼠」は「ねずみ」と読むことから「とうみんねずみ」と読みがちですが、正しい読み方は「やまね」です。
なお、鼠は種類によって冬眠する場合としない場合があり、野鼠は冬眠することが多いですが、家に住み着く家鼠は冬眠しないといわれています。
「冬眠鼠」について説明
「冬眠鼠」は「げっ歯目ヤマネ科に属する哺乳類」のことを指します。
体長は7〜8cm程度で、身体全体が丸く、灰色がかった茶色で背中に黒いラインが入っているのが特徴です。
日本の固有種であり、天然記念物にも指定されています。
「冬眠鼠」は主に本州や四国、九州といった地域に生息し、種子や果実、昆虫や花の蜜などを食べるといわれています。
普段は樹の上で行動しますが、寒い時期になると冬眠する習性があり、体をボールのように丸めて冬眠するため「まりねずみ」と呼ばれることもあります。
なお、「冬眠鼠」は外見が鼠とよく似ていますが、鼠の尻尾には毛が生えていないのに対し、「冬眠鼠」の場合は尻尾にふさふさとした長い毛が生えています。
まとめ
「冬眠鼠」の正しい読み方は「やまね」です。
文字通り冬眠する動物ではありますが、「とうみんねずみ」とは読まないので注意が必要です。
「冬眠鼠」が日本の固有種であることや、鼠との見分け方についても覚えておきましょう。
ぜひ難読漢字の読み方をマスターする参考にしてください。