この記事では、「悼しむ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「悼しむ」の正しい読み方
「悼しむ」の正しい読み方は「かなしむ」です。
「かな・しむ」は慣用読みになります。
慣用読みとは、誤読などにより、本来とは異なる読み方が広く用いられ、定着した読み方のことです。
本来「悼」の訓読みは「いた(む)」のみです。
「悼しむ」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「悼しむ」は「いたしむ」「つつしむ」などと間違って読まれることがあります。
「悼しむ」について説明
「悼しむ」とは、「人が亡くなったことを悲しみ、辛い気持ちになること」という意味です。
親しくしていた人や、思い入れのある人が亡くなった時に、悲しみのあまりに心が痛む様子を表します。
「悼しむ」は基本的に、亡くなった人やペットに使われる語で、その他の悲しい気持ちを表す時には使われません。
同じ読みかたをする語に「哀しむ」があり、「心が痛む思い」「なげかわしく思う」という意味です。
「悼しむ」は「亡くなったことを悲しむこと」、「哀しむ」は「あわれで悲しむこと」という意味の違いがあります。
「悼しむ」の言葉の由来
「悼しむ」の「悼」という漢字は「心臓」「人」「太陽」「人の頭」の象形です。
「朝の太陽よりも高い位置にいる」から「高く上る」「心が悲しみでひどく動揺する」という意味で使われる様になりました。
本来の尾読み方「悼む(いたむ)」の語源は「痛む」で、「心が痛む」から「悲しむ」という読みかたがあてられました。
まとめ
今回は「悼しむ」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。