この記事では、「慈しみ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「慈しみ」の正しい読み方
「慈しみ」の正しい読み方は「いつくしみ」です。
「いつく・しみ」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「慈しみ」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「慈しみ」は「かなしみ」「じしみ」などと間違って読まれることがあります。
「慈しみ」について説明
「慈しみ」とは、「弱い者や目下の者をかわいがって大事にする気持ちのこと」という意味です。
自分より小さくて弱い者や、子供に対して、いとしくて見守ってあげたいと思う気持ちのことです。
「慈しみ」は動詞「慈しむ」の名詞形で、「子どもへの慈しみが分かる」「慈しみ深き神に祈りを捧げる」などと使われます。
似た意味の言葉に「慈愛(じあい)」があり、「親が子供を大切にかわいがるような、深い愛情」知という意味です。
「慈しみ」は「大切にかわいがる気持ち」、「慈愛」は「大切にかわいがる深い愛情」という、気持ちの入れ具合の違いがあります。
「慈しみ」の言葉の由来
「慈しみ」の「慈」という漢字は「並び生えた草」「2つの糸」「心臓」の象形です。
「草木を育てて増やす心」から「子どもを増やし育てる心」という意味で使われる様になりました。
「いつくしみ」は古語「うつくしむ」が語源で、「かわいがる」「大切にする」という意味です。
まとめ
今回は「慈しみ」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。