この記事では、「懐く」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「懐く」に多い読み方は「なつく」と「いだく」
「懐く」という言葉を読む際に多い読み方は、「なつく」と「いだく」です。
「懐く」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「懐く」という言葉の間違った読み方として、「壊す(こわす)」という漢字と見間違えたことによる「こわく」や「かいく」があります。
「懐く」について説明
「懐く」の読み方としては、「なつく」と「いだく」という2つが一般的です。
そのうち、「なつく」とは、人に対して慣れて、親しんでいる様子を示す言葉です。
特に動物や子供に対しての用法が多く、「犬が人に懐く」や、「人懐っこい子供」といった用例があります。
一方の「いだく」は、抽象的な感情を感じた際に使用します。
例として、「希望を懐く」「不安を懐く」といった用い方があります。
この「懐く(いだく)」は「抱く」と表記しても通用します。
ただし「抱く」は「いだく」のほかに「だく」とも読みますが「懐く」は「だく」と読まない点には、注意が必要です。
「抱く(だく)」は、直接的に触れられるものをかかえる時にのみ使われます。
そのため、感情などに使用する「懐く(いだく)」は、「だく」とは読みません。
まとめ
「懐く」という言葉に多い読み方は「なつく」と「いだく」です。
間違った読み方として、「懐」を「壊」という漢字と見間違えてしまうことによる「こわく」や「かいく」があります。
「懐く」の2つの読み方のうち、「なつく」は、子供や動物が人に対して慣れ親しんで接する様子を表します。
一方の「いだく」は、不安や希望といった、抽象的な感情が芽生えた際に使用します。