この記事では、「元興寺」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「元興寺」の正しい読み方は「がんごうじ」
「元興寺」は「がんごうじ」と読むのが正しい言葉です。
「元」の字を「がん」と読み、「興」は通常「こう」と読みますがこの場合は「ごう」と読み、「寺」は「じ」と読みます。
「元興寺」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「元興寺」の間違いやすい読み方は「げんきょうじ」といえるかもしれません。
「元」は「元気(げんき)」や「還元(かんげん)」のように「げん」とも読み、「興」は「興味(きょうみ)」や「余興(よきょう)」のように「きょう」とも読むことから、「元興寺」の読み方を知らない場合は上記のように読み間違える可能性があります。
また、「寺」は「てら」とも読みますが、「元興寺」は「がんごうてら」などとは読まないので注意しましょう。
「元興寺」について説明
「元興寺」は「奈良県奈良市内に位置する寺院」を意味します。
奈良市内に立地している「元興寺」は二か所あり、一つ目の「元興寺」は「芝新屋町に位置する華厳宗の寺院」を指します。
養老2年(718年)に「飛鳥寺」を奈良の都に移動した寺院と伝えられており、「新元興寺」とも呼ばれていたようです。
二つ目の「元興寺」は「中院町に位置する真言律宗の寺院」を示します。
一つ目の「元興寺」における学僧住房として使用されていた極楽坊が、一般庶民の信仰を広く集めたことが由来とされています。
本堂および禅室、五重小塔は国宝に指定され、平成10年(1998年)には世界文化遺産にも登録されました。
まとめ
「元興寺」の正しい読み方は「がんごうじ」になります。
「げんきょうじ」や「がんごうてら」などとは読まないので注意が必要です。
「元興寺」と称する寺院が奈良県内に二か所ある点についても覚えておきましょう。
ぜひ神社仏閣に関する言葉を理解する参考にしてください。