この記事では、「他所」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「他所」の正しい読み方は「たしょ」と「よそ」どちら
他所という漢字を目にして、たしょと読めばいいか、よそと読めば良いかで迷う人は珍しくありません。
というのも同じ漢字を見て、たしょと読む人もいれば、よそと読む人もいるためです。
ただし実際の所、他所の漢字は、たしょと、よそというどちらの読み方も出来ます。
なので結論としては、たしょと、よそのどちらの読み方も正しい読み方です。
正しい読み方の結論
他所は、たしょと読んでも、よそと読んでも正解と言える言葉となっています。
もっとも他の漢字は単体で、たと読むし、所の漢字も、しょと読む事が出来るので、たしょという読み方をするのは理解し易いです。
所が他所を、よそと読むのは、漢字の構成からするとピンと来なかったりします。
そもそも他所を、よそと読むのは熟字訓という特殊な読み方によるものです。
ちなみに熟字訓とは、2文字以上の漢字の組み合わせである熟字に、訓読みを当てて予めそう読むと定めている読み方の事を言います。
「他所」の意味
他所は、自分以外の事柄やほかといった意味を持っている他の漢字に、何かがあったり行われるばしょとか特定の業務を行う施設といった意味を有する所の漢字を付け足す事で、成立した言葉です。
だからこそ他所は、他の場所や別の場所といった意味を示します。
「他所」の言葉の使い方や使われ方
・『夕方には他所行きの洋服に着替えて、レストランに食事に行くつもりです』
・『両親の心配を他所に、彼女は夜通し友達と遊んでいました』
・『辺鄙なこの村に、珍しく他所者が来た様です』
まとめ
他所の文字表記を見て、たしょと、よそのどちらの読み方が正解かで迷う人もいます。
所が実は、他所は両方の読み方が出来るので、どちらの読み方でも正しい読み方と言えるのです。
とはいえ比較すれば、よそと読む人が多くなっています。
そんな他所は、その場所とは違った所や別の土地等の意味として使用される言葉です。