この記事では、「喚起」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「喚起」の正しい読み方
「喚起」の正しい読み方は「かんき」です。
「かん・き」は音読みです。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「喚起」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「喚起」は「わめき」「かんおき」などと間違って読まれることがあります。
「喚起」について説明
「喚起」とは、「相手に働きかけて、特定の感情や記憶、意識を呼び起こすこと」という意味です。
おだやかな状態、休止している状態にあるものを、活動状態にするために呼び覚ますことを表します。
「喚起」は名詞として「喚起する・した」「喚起を促す」「注意喚起」などと使われます。
類語に「奮い起こす(ふるいおこす)」があり、「はげまして気力を盛んにする」という意味です。
「喚起」は「意識を活性化さあせるために呼び起こすこと」、「奮い起こす」は「はげまして勢いをつけること」という意味のちがいがあります。
ちなみに、同じ読み方をする「換気」は「ある場所の空気を入れ換えること」という全く別の意味の言葉です。
「喚起」の言葉の由来
「喚起」は漢字の意味から成り立つ語です。
「喚」は「呼ぶ」「呼び寄せる」「呼び起こす」「さけぶ」「わめく」という意味、「起」は「お(きる)」とも読み「起き上がる」「仕事・活動を始める」という意味、「喚起」で「活動を始めるように呼び起こすこと」になります。
まとめ
今回は「喚起」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。