「執事」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「執事」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「執事」の正しい読み方は「しつじ」
「執事」の正しい読み方は「しつじ」です。
「執」には「執務」【しつむ】「確執」【かくしつ】など「しつ」という読み方があります。
「事」は「事件」【じけん】「些事」【さじ】など「じ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「しつじ」が「執事」の正しい読み方です。
「執事」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「執事」のよくある間違った読み方として挙がるのが「しゅうじ」「しつごと」です。
「執」には「執着」【しゅうちゃく】「妄執」【もうしゅう】など「しゅう」という読み方があり「事」は「私事」【わたくしごと】「大事」【おおごと】など「ごと」とも読みます。
どちらの読み方も「執事」には使いません。
「執事」について説明
「執事」とは、「主の近くで世話する使用人」を指す言葉です。
身分の高い人や金持ちに仕えて家事や雑務に就く使用人のうち、主のそばで身の回りの世話や事務作業などをこなす上級の使用人を指します。
数多い使用人の中でも最上級に位置する特別な存在です。
着替の手伝いや食事の配膳など直接的なサービス業務のほか、多くの使用人を監督する管理職としての仕事に専念する場合もあります。
「執事」の言葉の由来
イギリスの上級使用人を意味する「butler」の日本語訳ですが、日本語に翻訳するに当たりかつて存在した家政を担当する役職「執事職」の名称を当てたのが由来だとされています。
まとめ
「執事」は日本だとほとんど見かけないものの少数ながら実在する職業です。
小説やアニメなど創作の世界ではよく登場する存在なので覚えておきましょう。